統計学的調査の提供

NGS解析

Next-Generation Sequencing Analysis

NGS解析技術を使用することで、ペットの遺伝子情報を迅速かつ正確に解析できます。遺伝性疾患の早期発見や最適な治療法の選択の可能性が広がります。
当会では法人正会員の方に限り、無償でドライ(情報処理)を実施いたします。(年会費に2案件までの解析費を含む。3案件以上は有償にてお受けします)

NGS(次世代シーケンサー)

次世代シーケンサー(Next-Generation Sequencer, NGS)は、DNAやRNAの配列(並び)を高速かつ大量に解析する装置です。ヒト医療では、がんに関連する遺伝子の変異を調べる『がんパネル』や、胎児の遺伝子異常を検出する『出生前診断』などにも利用されています。これにより、個別化医療や新しい治療法の開発が期待されています。また、医療だけでなく、農業(作物の遺伝子改良)、環境科学(微生物群の解析)、進化生物学(生物の進化過程の研究)など、多くの分野で幅広く利用されています。

NGS解析には、ウェット(Wet Lab)とドライ(Dry Lab)の2つの工程があります。

ウェット(Wet Lab)

ウェット部分は、実験室で行われる物理的な作業です。

  • サンプルの準備:DNAやRNAの抽出、ライブラリの作成
  • シーケンシング:シーケンサーを用いてDNAやRNAの塩基配列を読み取る作業

ドライ(Dry Lab)

ドライ部分は、コンピュータを用いて行われるデータ解析です。

データ解析:アライメント、遺伝子発現解析、変異検出、アノテーション

データ処理:シーケンスデータのフィルタリングやトリミング、クオリティチェック